親知らず抜きレポ(8年ぶり2回目) ★★★3.0点 ※この記事はお店を高く評価しています。

 

 

「かなりいい店です・・。」

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●●歯科 10月25日(木)10:00〜(初来店)

 

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親知らずを抜きました・・。下顎のひだり、8年ぶり2回目です・・。

ドンピシャで斜めに生えて来ている奥歯には度々悩まされいたものの、放置の限界・・。

と、同時に前回の抜歯が(他店ではありますが)8年も前という現実にオドロキ・・。

いかに自分がズボラかを思い知らされました・・w

 

実家を出てからコチラ系のお店に関しては流浪の身・・。

固定のお店がなかったので、最近導入したアプリを駆使(苦使・・w)しつつ、評判の良さげな所を定めて一週間前に予約完了(ミッションクリア)。

便利な世の中です・・。

 

さて、満を持して入店・・。

 

フロアは狭目ではありますが、暖かい印象・・。

受付のオネエさんも、笑顔で対応してくれました・・。気持ちいいです。

 

マスターはお気軽な印象のオジさんでしたが、「初対面の人に歯を抜いてもらうなんて根性あるねェ〜!」としょっぱなから軽いジョブ・・w目が笑っていませんでした・・。

 

確かに、思い立ったら止められない性格で、ズボラなんだか行動力があるんだか、自分でもよくワカリマセン(^_^;)

 

そんなこんなで、

レントゲン→診察→麻酔→いざ、抜歯!

この時間、わずか10分足らず・・。圧巻の手際の良さから「アタリ」の匂いがプンプンします・・。

 

見事に斜めに生えていたため、半分に削り出しながら抜歯・・。

術中はあごがなくなるんじゃないか?と思うほどのマスター気合の引っ張り・・。

唾液吸引の助手さんの優しいサポートとのハーモニーは圧巻でした・・。

 

脂汗かきつつ、縫合まで無事に終了・・。

ボ〜然と椅子に座っていたら、マスターが背中をさすってくれました・・w

 

その後は、お土産として痛み止めのロキソニン抗生物質、止血のためのワタをいただきました・・。

予約時に受付嬢に「今日は激しい運動と入浴は控えてくださいね・」と忠告アリ。激しい運動はもう無理です・・w

 

そして気になるお会計!

なんと初訪問でおクスリもついて、5000円足らず・・安っ(^_^;)

 

明朗会計で非常に気持ちよいお店でした・・再訪、アリです・・。(実は、消毒のため明日も行きますが・・w)

 

 

 

( 追記 )

 

ロキソニンの効果もあり、それほど痛みを感じずに過ごせました・・。

さすがに夜ご飯はスープのみでしたが、気をつけていれば就寝時にはほぼ止血していたようです〜。よかった・・。

 

 

***

 

 

「相変わらずのハイクオリティ」

−−−−−

 

●●歯科 10月26日(金)9:30〜(2回目)

 

−−−−−

 

2日目、消毒に来てくださいと言われたので朝早い時間をとっていただき、いざ入店・・。

 

思ったよりアゴは腫れておらず、朝ごはんもしっかり食べられました・・。

 

入店後、本日はダークレッドとチャコールグレーのスリッパを選択・・。全色制覇してみたい所ですが・・。まずは人気色といきましょう。

 

さぁ、今日はどんな処方かなと思いを巡らせる間も無く診察台へ・・。

今日も元気なマスターが出迎えてくれます。

 

2回目でありながら、「いつものやつ」・・w

エラそうでスミマセン・・。

 

 

経過の様子を聞かれた後、チョチョっと消毒液をヒト塗り・・。

 

沁みますなァ〜〜〜〜・・。

 

そんなこんなで、ガッツリ心つかまれつつ退店・・。

 

所要時間はなんと最短の6分でした・・w

お会計は驚くなかれ140円ww

 

次回の予約をしたい所でしたが、来週いっぱいは置いておくように美人受付嬢から警告が・・w

調子に乗りマシタ・・スミマセンw

 

文句なしのリピ決定店となりました・・。

 

***

 

 

 

 

 

 

 

 

後ろ向きに生える親知らずもあるそうです。

顔のバランスがなんか変わった気がする。

 

おわり

 

ネットニュースの呪いとサンボのやさしい魔法

「ネットニュース記事」っていうのが苦手だ。

というか、すごく怖い。

 

ほぼブログのような独断と偏見に満ちた与太話でさえも、少し体裁を整えて「ニュース」の「記事」で「ライター」が書いていれば、なんだかものすごく強い権力を持ってしまうような気がする。

 

ドラゴンボールについて書いた記事が炎上したのも、あれがただの個人のブログであれば「あっそ」で終わってたけど、会社のコンテンツの一部のようなものだったから反発する人が多かったように思える。ニュース記事ではないけどまぁ似たようなもんだろ

 

***

 

知人から教えてもらって、相模原障害者殺人事件の植松被告について書かれたの記事を読んだ。

 

めちゃくちゃざっと要約すると、

 

植松は経済的に傾く日本社会に対して焦燥感を持っていたからこそあのような行動を起こした。つまり弱者に構っている余裕はない、と感じる場面は少なからず現在の社会人にはあるのではないか?犯罪を起こしたか起こさなかったのかの違いを除いてしまいば、あなたの中にも「植松」はいるのではないか?

 

みたいな感じでした。

 

リンク貼りたくないのでhuffpostってとこの記事ですので頑張って検索して。でも記事読む前に下の文読んでから読んでくれ。いうこときけッ

 

もちろん個人の意見としては、まぁ言いたいこともわかるがって感じだけど、前提として「大量殺人を犯している」「非常に偏った思想を持っていた」ということをそれほど強調せずに書かれた記事だったことがすごく怖かった。

 

この事件に対してある程度の情報を得ていて、彼の異常性をきちんと理解しているのならば、読後の反応はどうぞご自由にという感じだけど、「植松は人を多く殺した人」みたいなそれぐらいの知識でこの記事に触れたらどうなるか。

 

「ああ、なんか人を大量に殺しているけど、植松の言ってることや社会に対する憤りはわかる。正義がずれてしまっただけなんだな。」

なんて思う人が出てきたらどうすんだ。てか、多分いるよ。

みんなが情報発信者のように常識があって知識を得ているとは限らないんだ。

 

その記事を読んで、植松の思考を少しでも肯定することはさ、「弱者は死ぬべき」という思考に寄り添うことになることだと思うんだ・私は。それだけは絶対に違う。断じて許してはならない。多く持っているものが、分け与えながらお互いに生きていける社会にしないといけない。絶対それはそうなの、

弱いものの定義はなに?

一番弱いとされているものを排除すれば、二番目に弱いものが今度は一番弱いものになる。ピラミッドの下を永遠に削り取っていけば、しまいには頂点さえもなくなってしまうよ。

つまり、弱いものを排除することは、社会そのものの消滅を意味していると私は思う。

 

 

ほんで、弱いものには誰だってなり得るんだ。

 

 

勤めている会社が急になくなるかもしれない、

明日事故にあって働けなくなるかもしれない、

急に布団から出られなくなるかもしれない、

地震があって街ごと崩壊するかもしれない、

 

私たちが「弱く」なるきっかけなんて生きていればいくらだって訪れる。

強い人は、想像してほしい、自分が弱くなる可能性があることを。

セイフティーネットを張り巡らせた安心安全な社会にしなければ、待っているのは消滅だと思います。

 

 

 

だからさッ、

 

 

 

それさ、記事内でさ、きちんとさ、強調してもらわないとさ、困る。

 

 

本当に本当に本当に本当に困るんだ。

 

 

みんながあなたたちみたいに常識があって知識を得ているとは限らないの。あんたの頭がいいことはわかってますので、アホンだれッ

 

 

 

 

(亡くなった方・遺族の方の気持ち、みたいなのはもう語るに及ばないのであえて言いません。ワカンだろそれくらい、わかんねーんだったらてめえ母乳摂取からやりなおせ)

 

 

 

 

 

 

 

言葉は呪いだと思ってる、ずっと。

 

 

「言葉」という可視化できるものにした時点で、とんでもない力を持ってしまうんです。いい意味でも、悪い意味でも。

 

 

でもわたしは、とんでもない力、の、「悪い」意味を強調したい。

 

 

 

 

 

だから、その言葉の怖さをきちんと把握した上でネットニュースなりなんなりで思考を表明してださイ。お願いします。

 

 

 

***

 

最後に。

 

持論の「言葉は呪いだ」、に関して。

 

 

いい意味で使われているハッピーラッキーミラクルイェイな事例です。

 

 

サンボマスターの「輝きだして走っていく」の歌詞がやばい。

 

 

何十回も聞いているけど、毎度聞くたびに厳選されたあったかに「うわあああぽ・・・・・ポカポカァああああああ」となってます

 

こんだけ言葉を死ぬほど大切に使える人がいるんだなって、いう希望です。

聞いて、歌詞見ながら聞いて。


サンボマスター / 輝きだして走ってく MUSIC VIDEO

 

というかサンボマスターって、あのぉおたくら飽きませんの?ってぐらいずーっと「熱い応援ソング」を歌い続けてる印象なんだけど(あんま知らない)、それでもなお、最新曲でこの言葉を紡ぎ出せるってすごすぎる、

 

マジで作詞してる人、人類の優しさの塊的な視点で背中をさすさすしてくれるんだけど、本当にどういう教育受けて育ってきたのこの人は?????????????すごすぎる。

 

 

この歌は、まぁ、とにかく、辛いよな。大丈夫大丈夫、頑張れ!っていう歌詞なんだけど、(そのアプローチがマジで温かみがすごいからそこを感じてください)

 

曲のど頭が、

 

もしもキミが 心の中の 悲しみだとか

痛みを抱えきれなくなって

自分自身を今 見失いそうになっても

 

っていう、世の中辛いよねッッ!!!!という共感(not同情)から始まります。

この呪い回避力がすごくないですか?

「もしも」ってはじめてるから、この曲を聞いた人は、「悲しみとか痛みで自分自身を見失いそうになる」という呪いはかからない。if...だから。でも、歌詞読んでると、明らかに辛くて悲しい状況に起こっている人に向けて応援してるから、ここはif...じゃなくていいのに!!!!!!!!!!!でも、if...にしてくれてありがとう!!!!!!!!!!!!!!!!

 

サビ!サビサビ!!!!!

 

負けないでキミの心 輝いていて

大丈夫 乗り越えられる

くじけないで笑っておくれ 胸張っていけ

キミこそ僕の奇跡なんだから

 

この!!!!!応援の仕方!!!!!!!

輝いて「いて」、今、十分輝いてるし、もともと輝いてるけど、それをキープしてっていう言い方!!!!「輝いて」だと、マイナススタートの呪いがかかるけど、それを圧倒的回避!!!!!!!輝いて「いて」!!!!!!!レットイットゴーーーーーーー!!!!!!!!?????

 

ほんで、「乗り越えて」じゃなくて、「乗り越えられる」!!!!

 

キャンッ!!!!!

 

ユーーーーーーーーー

キャンッ!!!!!!!!!!!!!

 

 

乗り越えられなかったらどうしよう、、、の呪いを回避!

だって、できるよって伝えてるだけだから!!!!!

 

くじけないで笑って「おくれ」

 

おくれ?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

急なお願い!!!!!!!!個人的願望!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!個人的な願望に過ぎないので、笑えよ!という強制力ゼロ!!!!!!!!オクレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!1

ããã¹ã¿ã¼ãªã¯ã¬ãã®ç»åæ¤ç´¢çµæ

 

 

胸張っていけ

お前はできるんだから、輝いているんだから、何も無理しなくていいの、ただレットイットゴーで胸張るだけでいいの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ってこと??????????!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!まじ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜?!!!!!!!!!!!!!!!!!!1

 

キミこそ「僕の」奇跡なんだから

もう僕にとっては存在が奇跡なんだよっていう、「※個人の感想です。」という米印のお気遣い〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!そんなことないよ、って思っても、いや、「僕にとっては」っていうやつ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ンはっ!!!!

 

 

はぁ〜〜〜興奮してしまいました、

文節ごとに思いやりで溢れ過ぎている。。。。

 

これは全歌詞やっちまったら最後は「!!!!」だけで終わってしまうのでやめます。

 

とにかく、すべてが素晴らしいので、聞いてください、歌詞読んでください。

何にも感じなかったらアナタ感受性死んでますんで、本当に頑張ってください。

あと、他の曲はオススメしないでください。いりません。あと、この曲をいいなって思ったので、サンボマスターはこの歌ではこう言ってますよ!みたいなのは本当にどうでもいいし無粋すぎるのでやめてください。そういうのは自分のお母さんに伝えてください。よろしく!

 

 

 

 

追記

 

 

 

 

ラスト・サビ前

 

 

 

 

悲しい魔法を僕らかけられても

自由になれるさ 必ず

 

 

 

 

悲しいけど呪いじゃないの、「魔法」なの

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さいこう

 

 

 

 

 

溶けたギモーヴ(言いたいだけ)

先を見通す力がめっきり弱いので、

常に行き当たりばったりで生きてきた。

「今、やりたいこと」を優先して生きてきた。

もちろん、人の目で死ぬとすら思っているチキン人間なのでやりたいことと言っても社会との常識に照らし合わせた上でのやりたいことの成分は「ヤんないといけないこと」が大半を占めているけど。(それってやりたいことなのかな?)

 

でも、やりたいことの中の、

ヤんないといけないことがどんどん増えて言って、やりたいことが骨だけになってた。

イメージとしては立方体。ギモーヴみたいな。

そん中に「ヤんないといけないこと」がパンパンにつめこまれている。てか、もうはみ出してて、それ(ギモーヴ)が脳みそのなかにあったもんだったから、溶け出したベトベトが他の脳の器官も溶かしちゃったわけだね。

多分、おりゃツてやれば治るものだと思ってたけど、おりゃツてやりたくなかった。

だってもう「やりたい」の骨組みは溶けてなくなってるから。いや、なくなってはなかったんだけど、ベトベトに包まれてて触りたくなくなってた。だから、触らないように静かに退廃の道を選びました、とさ。

 

周りにいる人たちがとにかく驚くほど善良な人だったから、

ちょっとあんたベトベトが鼻に詰まって息できてませんよって教えてくれて、なんとかギモーヴまみれから引っ張り出してくれたけど、この終わりのない大量の時間をどうすればいいのか全くわからない。

 

時間が怖い。

あっと今に過ぎてしまうのが、怖い。

 

やることがないならあっという間に過ぎてしまっていいのではないかと思うけれど、そこはやっぱりなんというかこんな時までも身に沁みちゃって離れない狡猾な部分があるから、この時間を「有効」に使いなさいって言ってくるわけです。

 

有効って本当にくだらないと思うよ。

誰のための有効か、なんのための有効か

結局自分がしたいことをするための「有効」に過ぎないのに、そのやりたいことを見つけられないまま「有効」であることだけをずる賢く選択しようとしている。

 

本当に、仕様もない

病気になるのが向いていないよ、

一生、「有効」を追い求めて自分をなくして仕事に死んでいけばいいのにね。

 

とにかく、この膨大な時間の使い方がわからない私は明後日親知らずを抜く予約を入れました、とさ。

 

「有効」だね。

 

 

 

〜〜〜〜

イメージでギモーヴって書いたけど、全然想像と違ったな・・・ふわふわしとる

ãã®ã¢ã¼ã´ãã®ç»åæ¤ç´¢çµæ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何かを生み出したいんだ。

 

メモ

***

 

マグ、みぞれ 公園のベンチに座っている。

時刻は夕方の4時、光度の高いオレンジと紫、少しのピンクに包まれる。

気温、なし。

 

みぞれ、ベンチの足元にメモ切れを見つけて拾い読み上げる。

 

みぞれ「今日のご飯は クリームしちう でした。

クリームしちう は カレエ と原材料がいっしょなのに、

完成すると全くちがう色になるのがとってもおもしろいと思います。

なので、わたしは、クリームしちう が大好きです。」

 

マグ「なあにそれ」

みぞれ「おばあちゃんの遺言」

マグ「みぞのおばあちゃん、病気?」

みぞれ「さいごはね」

マグ「・・・」

みぞれ「・・・」

マグ「ごめん」

みぞれ「なにが?」

マグ「うちって、そういうとこある」

みぞれ「?」

マグ「気をつける」

みぞれ「?うん。?」

 

みぞれ、メモ用紙を四つに折りたたんでポシェットにしまう。

 

マグ「いいの?」

みぞれ「なにが?」

マグ「・・・」

みぞれ「大丈夫、家には入れないから」

マグ「ごめん」

みぞれ「いいよ」

マグ「・・・」

みぞれ「帰るかなぁ」

 

マグ、バツの悪そうな顔をして自分の足元をみている。

 

みぞれ「マグは頭がとってもいいから、わたしよりも何個も先のことを考えている。先を走ってきて、それでいつも何か(あんまりよくないこと)を発見しては、悲しいような怒ったような顔をして、わたしに謝ってくる。わたしは、マグがなんで謝っているのか、だいたいは、わからない。だけど、ゆるす。マグは許して欲しそうだから、ゆるす。

生きることにも速度があるとすれば、わたしはマグよりとっても遅く生活を送っていることになる。そして生きていくことにゴールがあるとすれば、速度が早ければ早いほど・・・。なんだか気がつきそうだけど、そこまで考えを遠くまで行かせると、現実の自分から伸びてる命づな、みたいなものがピーンと張ってしまうので、わたしは仕方なく戻ってくる。仕方なく、ではあるけども、なんとなく、このつなの先はいい感じがしないから切ってまでは行かないし、つなを伸ばそうとも思わない。それで、いいかな。」

 

みぞれ「ラップって知ってる?」

マグ「うん、あの〜、うん、知ってる」

みぞれ「やりたいんだな」

マグ「いいね」

みぞれ「マグ、作ってよ」

マグ「ええ〜〜今?」

みぞれ「今度」

マグ「う〜ん、わかった調べておく」

みぞれ「わ〜い。帰るかあ」

マグ「うん」

みぞれ「へんな色」

マグ「うん」

 

二人はベンチから立ち上がる。

マグはポーチから小さなスプレーを出して、二人のお尻と、二人が座っていたベンチにふりかける。

 

マグ「うん」

 

二人、まだまだ明るい公園を後にする。

 

***

村川拓也『インディペンデント リビング』をみたこと、など

めちゃ前に途中まで書いてずっと更新できていなかったやつ復活させよう期間。

2、3本ある。

書き足した部分などあるので、

。つけるとか過去形とか敬語とか記述の仕方がクソ未曾有です。悪しからず。

 

***

 

2017.10.29.Sun

京都国際芸術祭 KYOTO EXPERIMENT2017

村川拓也『インディペンデント リビング』

観ました。

 

 

作品の概要(以下KEXのHPより)

今回、村川が扱うのは「日本・中国・韓国」。これらは歴史的、文化的にお互いに影響を与え続けてきた三ヶ国である。歴史認識、政治、領土などの問題が現代においても取りざたされているが、村川はそういった大文字の「国」という枠ではなく、むしろその裏に隠されている風景を三ヶ国のリサーチで拾い集め、舞台へと結実させていく。

 

舞台上にはテレビの音や情報が流れこんでいる部屋がある。そこに、各国の出演者がそれぞれ一人ずつ現れ、淡々と日常生活が行われる。その風景を目にしたとき、私たちの知らない「日本・中国・韓国」の現在が見えてくるだろう。

村川拓也|KYOTO EXPERIMENT 2017|京都国際舞台芸術祭 2017KYOTO EXPERIMENT 2017|京都国際舞台芸術祭 2017

 

 

「日・中・韓」なのは、今回の芸術祭が東アジアの文化交流とかそういうテーマだったから(京都が2017東アジア文化都市を担っているらしいので、)

 

舞台となる部屋には要介護者が寝たきりになっており

登場する出演者は「介護士」。

役者ではなく、本当の介護士さんだそう。

介護者の役はその日そこに集った観客の中から出てもらっていた

(もらっていたって、人ごとのようだけど自分もなる可能性がありどきどきした)

 

言葉はもちろんのこと、各国の介護士の年代も、利用者さんとの関係性も、流れるニュースの内容も異なるけれど、そこに鮮やかに浮き出る国民性はないって思った

 

けっきょくのところ、老いていく体は一緒ってことかな

 

なんかよくわからないけど、その共通点に希望みたいなものを感じて、小さく嬉しかった

 

 

 

 だが・しかし・but

アフタートークでの出来事

 

 

 

 観客の質問に村上さんが答える場面で、

「観客からでた利用者さんの足を男性介護師がマッサージするシーンがあったが、それはセクハラになる危険性がないか?」というような内容の質問がでる。

 

 

わかる、質問の意図はわかる。

 

 

当日、事前打合せのほぼない状態でいきなり舞台上に観客をあげることは非常にリスキーだと思う。

特に、演劇の舞台上っていうのは現実世界とは乖離してそこにある。いわゆる「なんでもありな状態」という認識が劇場内にいる全員に共通してある。

例えば、舞台上で役者が何かを撫でるふりをして、よしよしペス、とかなんとか言ったら、そこにはペスがいるのだ!と観客は自然と脳内で補完する。ペスがなんだかもわかんないし、てかそこには何もないけど。

つまり、舞台上の人間がその世界のルールを握ることができるという、考えれば考えるほど異常で不思議な常識がそこにある。だから、舞台に乗ったお客さんは、現実世界ではおかしいと思われるようなおかしなルールに従ってしまう可能性が大きい。それが例え、体や心が拒否していたとしても。

 

(今思い出した、とある演出家さんから聞いた話。

とあるダンス作品で、暗転後に明かりがつくと静止するダンサーのすぐそばに、全く知らん女の人が舞台上でダンサーをじっと凝視していたことがあったらしい。一瞬、演出?と思ったけど、ザーッとダンサーの血の気が引く空気を感じてから観客も誰も動けずその様子を見ていたそうな。う〜ん、想像するだけで、すごい空気。

これはさすがに舞台監督がでて一時中断し、もう一度頭の明転から始まったそうですが、その後も客席には舞台上にでてきた女性が座っていたため、その女性より前方に座っていたお客さんは舞台だけでなく背後の女性にも神経が引っ張られていたそうななな。

うーん、面白いな〜〜〜このジリジリ感)

 

 

話は戻るけど、

 

まぁだから質問した人は、その危険性をわかった上で、きちんと対策建ててんのか?という投げかけを演出家さんにしたかったのでしょう。

 

 

 

 

なんというか

 

 

 

 

その質問を聞いたとき

 

 

 

猛然と怒りとか悔しみが

わきわき と

 

 

 

この作品を見て、そして人前でわざわざ演出家に聞きたかった質問

 

 

 

それかい

 

 

 

 

あの、年配の介護士さんが、

自分自身老いを感じつつあるであろう、あの男性の介護士さんが、

他人の再生を願って、歩けるといいね、ってそんな思いを込めたマッサージ、

の、身体接触、を、

 

その営みに滲む人間性を脇に,

お,い,と,い,て,

 

 

「異性に触る」

として認識する

 

 

 

 

 

 

 

わ、

 

 

 

 

わ!

 

 

 

 

わ!!!!

 

 

 

 

 

 

わきわきわきわきわきわきわき

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

他人が作品をどう捉えるかっていうのは自由だから

「質問をした人」を批判するつもりはかいむです

ほんとです信じて

それはずるいし、そもそも知らん人だしその人

 

 

 

でも、同時に、その質問を聞いて

「私」がわきわきしたのは本当で、

どうにもならん暗い気持ちになったのは事実

えー、だって悲しくないか?それって

 

 

実際の介護士さんが患者さんに行う行為を再現している

その舞台上の世界を凌駕するぐらい、

「男と女」「メスとオス」という視点が強すぎやしないか?

というか、そこの境を気にしすぎているから

ギスギスした世の中になるんじゃないのか??

コミュ症量産の原因は、ここにありなんじゃなね〜〜〜〜の??????

おいおい、フリーハグしてこうぜみんな!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

ラブ・アンド・ピース!!!!!!

ラブ・アンド・ピース!!!!!!

 

ラブ!!!!!

 

アンド!!!!!

 

ピース!!!!!!!!!!!!

 

 

 

ダァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!1!!!!!!!!!!!!!!!!!1

 

 

 

そんなぐるぐるした気持ちをを抱えつつ

死んだ顔で阪急電鉄に乗り

静かに興奮しすぎてなぜだかツゥと涙を拭ったりしながら

帰宅した

 

けど、

 

あまりにも、わわわ、な気持ちだったので

誰かに聞いて欲しく、彼に電話してこの話をした

 

その時は考えがまとまっていなくてわわわ!という気持ち前面に押し出してしまったので、うまく伝えきれず「なんでそんなに憤慨してる?」って反応だった。

そのあと、なんで自分がこんな感じになっているか、どこが琴線に触れたかについて話しながら捉えやすく整えてくれ、なんとなく理解はしてもらえたけど、その上でも「なるほどねぇ〜」ってゆるやかなリアクションだったから、「え?え?そんな感じ?」って少しだけ焦った。

 

 

 

そして、ふと冷静になり自分の内のきったない色を発見する。

 

 

お、おや

 

 

 

感情的になることでまた知らずのうちに勝手に被害者を作って、

それで上から目線で同情していたのかなぁ、いろんな人に。

 

 

何がラブアンドピースじゃい、そんなことより自意識が強すぎてフリーハグは完全スルーの人種じゃあないか。

 

 

 

 

うっうっ

 

 

 

嫌な部外者、、、

 

 

 

 

 

偽善的なところがあるりるまするね。

またまた顕在化しましたね、、、

 

 

 

はるちるがるとるぶるん…

 

 

 

 

と作品本編外のところの、しかも思いもよらないポイントに頭を巡らせてまた不安を募らせた一日でした。

 

 

 

 

 

 

ちなみに、演出家さんは質問に対してこの場合は負荷をかけすぎないと判断している、しかし気をつけなければいけないけど、恐れすぎてもいけない、、などなど、ものすごく丁寧に質問に答えていらっしゃいました。(実際に演じた女性の感想兼フォローも入っていた)

 

 

 

 

 

真摯さ・・・。

 

 

 

 

 

 

 

おわり

 

 

 

幸せのレシピ

日々の細々を忘れないため日記をつけているように、【ここでいう日記とはブログではなく手記、それは絶対に人には見せられないもだし人の目を意識する日記なんて何もかけるものなどないし、そんな大味なものを残しても「日々の細々」を残すという日記本来の意味を失ってしまうから】見た小説や映画なんていうのは驚くほど記憶からなくなってしまうものなので、ここでもメモを取っていきたいと思います。

 

しかし、映画や小説に多く触れている訳でもない私の、ひどすぎる「素人」目線のメモにすぎないということを念頭に置いて欲しい。

 

 

幸せのレシピ

監督:スコット・ヒックス

主演:キャサリン・ゼタ・ジョーンズ

時間:100分くらい

 

料理と恋愛の話だと思っていたが、子供も出てきた。最高すぎる

「料理と子供が出てくる小説・映画はすべからく善(あと老人がいれば尚よし、)説」がまた強固になった。

キャサリン・ゼタ・ジョーンズ(声に出して読みたい外人の名前ノミネート)はシカゴのベルマよろしく、勝気で強い女性役で、まぁそれが少しずつほぐれていく話。ということで、作中の大半がしかめっ面をしており、特に職場、つまりシェフとして働くシーンは鬼のような顔をしている。なので、「料理と子供」という重大2要素は含まれているものの、登場する数々の料理、あんまり美味しそうじゃない。特にプライベートで姪に作ってあげた魚料理、ふつうにまっまずそ…という感じだった。

思い返してみれば、おいしそうな料理が出ててくる作品の作り手は、問題を解決する側の人間であることが多い。実世界はそんなことないと思うけど、物語的にはそうなるのかしらね。

 

あと、後半で恋愛要素が絡んでくるのだけど、これ、めちゃくちゃ興奮した。

ドキドキ…とかじゃなくて普通に「興奮」した。

おそらく30過ぎた?あたりの大人の久々の恋愛という設定だったので、お互いに「今自分たちが男女の関係を成立させるという過程でどの段階にいるのか」ということをはっきりと意識しており、それがたまらなく最高でした。

特に、主人公ケイトが「これ絶対お互い両思いだし、もう完全にその方向だよね…この段階進んだら、こうなるよな。。。進んじゃっていいのかな。。。あーでも、ちょっと理性がききませんな。。。あ〜この感じ久しぶりやな…や、でも。。。」と葛藤している一瞬のためらいに対してクマさん系ゴツメの優男のニックが「ええやん」と、いなす感じに食い気味にキスをした後の、「まっええか〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」と加速する様子は最高でした。

 

とにかく、クマさん系ゴツメの優男のニック(アーロン・エッカート)の「陽」の力がすご過ぎて終始安心して見ていられました。裏切りも、爆発もなかったしね。

 

 

心の安定をありがとう。

 

 

 

おすすめです。

 

終わり